導入事例 ― 利用施設の声

2026/08/07

現金集金の苦しみから解放。教員の負担が減り、子どもと向き合う時間が生まれた!

enpay byGMO
広川町教育委員会
和歌山県有田郡広川町大字広1500番地

導入施設の声 要約

  • 現金集金による集金袋・小銭の両替・未納督促に追われていた
  • 決め手は「現場が使えるかどうか」。学校事務の判断を信じた
  • 各校の学校徴収金に関わる運用もこの機会に統一
  • 現金集金はゼロへ。事務負担が減り、子どもと向き合う時間が増えた

和歌山県有田郡の広川町では、2024年7月からenpay byGMO(以下、エンペイ)を導入し、町内の小中学校で学校徴収金のキャッシュレス化を進めています。現金集金にまつわる教員の負担、保護者の手間、そして既存サービスの提供終了——複数の課題が重なるなかで、どのように検討し、導入を決めたのか。広川町教育委員会の藤田様と、広小学校事務担当の中谷様に、導入前の課題から決め手、導入後の効果までお聞きしました。

お話を伺った方:

広川町教育委員会

学校教育班 藤田様/和歌山県有田郡広川町 広小学校事務担当 中谷様

現金集金による集金袋・小銭の両替・未納督促に追われていた

-エンペイを導入される前は、学校徴収金にどのような課題を抱えていらっしゃいましたか?

藤田様:学級費や社会見学費などは担任の教員が担っており、年度初めに集金袋を作り、集金のたびに配布・回収していました。そして回収したお金から業者への支払いをするなど、かなりの手間がかかっていました。集金袋は児童や生徒を経由して扱うので、破れたり汚れたりして作り直すこともありました。また、現金集金だと小銭が何百枚にもなることもあるので銀行で両替することもありましたが、金額が大きいと手数料がかかるので数日に分けて行くこともありました。さらに未納者への対応として、教員が電話で催促をしたり、それでも払ってもらえない保護者には郵送や訪問をすることもありました。現金による手間に加え、集金業務全体が煩雑、さらに未納者への対応で精神的にも負担がかかる状態でした。

-教育委員会ではどのように課題を認識されていたのでしょうか?

藤田様:毎年10月頃の次年度予算ヒアリング(校長、事務担当者、教育長、教育次長、指導主事、学校予算担当)で学校の課題を共有していました。毎月の校長会でも課題として上がり始め、事務担当者会でも、児童がお金を持ってくる安全面、小銭・両替の問題、回収に時間がかかることなど、業務負担が共有されていました。学期末の忙しい時期に集金業務へ費やす時間が長いのは、全校に共通する教員の負担でした。

また、私自身も保護者です。毎回集金袋を持たせたり、子どもが2人なら袋も2つになったり、小銭を準備する手間が非常に面倒でした。ちょうど修学旅行費の徴収に使用していた金融機関のサービスの廃止決定のアナウンスもあり、学校徴収金のシステムを本気で考えようという流れになりました。

決め手は「現場が使えるかどうか」。学校事務の判断を信じた

− 数あるサービスのなかで、エンペイを選んでいただいた決め手は何だったのでしょうか?

藤田様:広川町では、学校が主に使うシステムは、学校からの強い要望があり、検証されたものしか導入しない、予算を取らないというスタンスをとっています。以前、教育委員会が主導して導入しても学校で使われなかったことがあったためです。今回は、実際に使う学校事務担当者が他のシステムと比較して「使っていける」ことを確認し、校長からの改善要望も強かったことが決め手になりました。また社会全体がキャッシュレス決済に向かい、教育の現場でもその動きが始まっていると感じていたことも背景にあります。

中谷様:保護者の利便性を考えると、支払い方法を一つに決めるのではなく、クレジットやPayPay、コンビニ払いなど、どのような方にも合わせられることが大切でした。それができるのがエンペイだけだったので、「これだ!」と思いました。

各校の学校徴収金に関わる運用もこの機会に統一

− 導入時の準備や、保護者への説明はどのように進められましたか?

藤田様:予算の目処が立ち、運用に向けて使い方の説明会を開いたり、保護者への案内を行いました。操作は非常にシンプルで、エンペイさんの操作説明も分かりやすく、スムーズに運用を開始できました。保護者の登録もすんなりできていたように思います。私自身も簡単に登録できたので、今の世代の保護者なら簡単にできるという印象です。

− 学校ごとの運用に違いはありませんでしたか?

藤田様:各学校でまちまちだった集金~会計の業務を、この機会に統一することができました。これにより学校間で事務のやり方を共有でき、町内で異動があった際にも一から覚え直す必要がなく、事務の負担軽減につながりました。

現金集金はゼロへ。事務負担が減り、子どもと向き合う時間が増えた

− 実際に導入されてから、どのような効果を実感されていますか?

藤田様:教員は集金業務がなくなり、手間も時間もかからなくなりました。未納者にはLINEから再請求を送れるので助かっています。また児童生徒と関わる時間を増やせたことにより授業に集中でき、大きな事務負担の軽減になったという声をいただいています。また、庁舎内にも同じような保護者が数名いて、「すごく便利!小銭を用意しなくて済むからいいですね!」という声をいただいています。

中谷様:これまで担任の教員が集めたお金を、最後に事務員のところで処理していたのが、今は徴収状況が画面ですぐに分かるようになり、集金した金額を共有するだけになり業務が軽減されました。

− 全体として、どのような効果につながっていると感じますか?

藤田様:一つは集金業務の効率化です。集金や両替の手間、振替不能や口座間違いといった金融機関とのやりとりが減りました。もう一つは校務DXの推進です。集金のキャッシュレス化は校務のなかでも時間と手間のかかるもので、今回の取り組みは教職員の働き方改革(多忙化の解消)はもちろん、保護者の利便性向上や未納・滞納の解消にもつながっています。

− システムの使いやすさやサポートについては、いかがでしょうか?

中谷様:請求や事務的な手続きが自分にできるか心配でしたが、シンプルな操作方法で分かりやすいです。チャットでの質問も、回答が分かりやすかったです。

藤田様:いつでもどこでも支払いができ、その状況をリアルタイムに確認でき、幅広い支払い方法があることが、今のニーズにとても合っていると思います。導入当初から大きな不都合もなく、期待していた水準を上回る実感がありました。

− 最後に、導入を検討されている他の自治体や教員の皆様へメッセージをお願いします。

藤田様:保護者の立場からですが、小銭を用意する必要がなく、また子どもに小銭を持たせ、その小銭を紛失することもないので本当に便利で安心です。しかもすぐに払える。まだ導入していない市町村は、保護者目線では現金を持たせる手間やトラブルがなくなり、ひいては住民サービスの向上につながると思います。学校現場では集金率があがり、教職員や事務の負担が軽減されることで子どもたちへ時間の還元ができる、こういうことを訴求してもらった方が早いと思います。他の市町村から問い合わせが来たときも、私はいつもそうお伝えしています。

広川町教育委員会

【施設名】

広川町教育委員会

【所在地】

和歌山県有田郡広川町大字広1500番地

【施設種別】

自治体

【児童数】

381名(小学校4校、中学校2校)

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